正しいメガネとは?

正しいメガネを正しく掛けている人は全メガネ装着者の3%という眼科学会の報告がかつてありました。左右の目の視線が無理なく合うことを脳は最も大切にして働いています。結果、多くの人は両眼の視差から対象物との距離や奥行きを測り、その結果、安全に精密な作業をする事ができるのです。これが阻害されると、物がダブって見えたり、疲れやすくなります。ところが人にはこの正しくないメガネにも無理に適応しようと自立する働きが起こり、それが自身では気づかないうちに、体に負担を掛けてしまいます。グラスパルは正しい矯正度数のメガネを、正しく掛けて頂くことを基本理念として眼鏡をお作りし、調整しております。どうぞご安心のうえご利用下さい。

 

近年、メガネレンズの設計、研究が進み、遮光機能も充実してまいりました。メガネをあなたの良き友としてこれからも是非ご愛用くださいませ。

 

余話

 

人体の中で最も進化したものが目と言われます。力の弱い人間が地上で優位に立てたのも目の進化のおかげです。人間の大脳皮質はは「見ること」その働きの半分以上を使い、見た画像解析全血流の25%を使うと言われます。五感の中で、耳や鼻が疲れず目だけが疲れるのは何故でしょうか?両眼の視線を揃え、微細な奥行きの計測を通して3次元の多くの情報処理を瞬時に行っているためだからですね。高度に分化した精密機器ゆえに体が不調になるといち早くその影響を受けるのも目なのですね。

 

グラスパル 杉田 優彦